嘘でしょう!!!
そのことを知ったとき、私は思わずこう叫んでしまいました。
二太郎が学芸会で「木」の役をやることになったのです。
木の役って現実にあるのですね。
ネタだと思っていました。
1年生の二太郎にとってははじめての学芸会。
本人も親の私もとても楽しみにしていました。
1年生の劇は動物たちがたくさん出てくるお話。
二太郎も私もてっきり動物を演じるものとばかり思っていました。
「キツネがいいかな。ネズミもいいな」
「いや、二太郎は体が大きいからクマが合うと思うよ」
なんていう会話をしていました。
ところが決まった役は「木」。
親としては驚くとともにがっかりした気持ちがあったことは否めません。
ただ、救いだったのは、本人がやる気マンマンだったこと。
「木」とはいえ、セリフや歌があるので、
役が決まったその日から、練習を始めました。
毎日セリフを言い、ダンスを踊って歌いました。
3週間後に迎えた本番は大成功。
大きな声で堂々とセリフを言うことができました。
子どもが木の役を演じることになったら
子どもが木の役などの端役になったり、
希望の役に選ばれなかったりしたときに
親がやることはただ1つ。
子どもを励まし、やる気にさせること。
ほめて、おだてて、子どもが学芸会を楽しめる環境をつくりましょう。
親があざ笑ったり、悲しい表情を見せたりしてはダメですよ。
「何ごとも経験」とプラスにとらえましょう。