子どもは、音の出るものが大好き。「音」といってもさまざまですが、いい音にふれる機会を増やしたいというのであれば、親子でさまざまな楽器を楽しむのも一つです。
楽器は、手先が器用になり、脳を活性化させます。しかも、音楽をつかさどる右脳だけでなく、脳全体にたいへん良い影響を与えると考えられているのです。今回は0歳から楽しめる楽器を紹介しますので、ふだんの遊びに取り入れてみてはいかがでしょうか。
0歳から楽しめる楽器
打楽器
マラカス、太鼓、タンバリン、すずなどの打ったり振ったりするだけで音の出る打楽器は、0歳から楽しめます。いろいろな音に出合い、リズム感を養うことができます。
1歳ごろから遊べる楽器
ピアノ
1歳を過ぎると、音階の出る楽器に興味が出てくるようになります。ピアノもその一つです。
わが家にあるのは、「カシオ 電子ミニキーボード 32ミニ鍵盤 SA-46 ブラック&グリーン」。
鍵盤が小さめなので、子どもには弾きやすいです。コンパクトで1.3kgと軽量なのも◎。電子ピアノではありますが、音はきれいです。
上の写真で、人差し指で引いているのは、1歳5か月の三之助。1歳になるくらいまでは、てのひらを目いっぱい使って鍵盤をたたいていましたが、最近はこのように1本指で引いています。一つ一つの鍵盤を順番に弾いて、音の違いを確かめています。どうやら低い音よりも高い音のほうが好きなようです。
成長とともに長く楽しめるのもピアノのいいところ。わが家でも、5歳の二太郎は、5本指で「森のくまさん」を弾くことに挑戦し、8歳の一姫は両手で演奏する練習をしています。
木琴(シロフォン)
はじめて音階の出る楽器に触れるのであれば、木琴も最適です。
一姫二太郎三之助が愛用しているのは、「ボーネルンド おさかなシロフォン」。「正確で美しい音を聞いてほしい」というボーネルンドのこだわりが詰まった逸品です。本当にきれいな音色です。
鍵盤が広めになっているので、たたきやすいのもポイント。たたかずに、ばちを左右に動かしても美しい音が出ます。
ばちの両端が丸くなっていて、大きさが異なるのも楽しい工夫です。両方でたたき比べてみて、音の違いを楽しみましょう。
なお、現在販売されているばちは、上の写真よりも太く短くなっており、子どもがたたきやすいうえに、強度が強化されています。1歳以下の子どもが使用する場合、ばちを口に入れたりなめてしまうことがあるので、必ず保護者といっしょに遊んでくださいね。
3歳ごろからオススメの楽器
3歳を過ぎると、「ドレミ」の音を理解し、メロディに関心を示すようになります。これまで親しんできた打楽器、ピアノ、木琴に加えて、さまざまな楽器にふれてみましょう。子どもが興味を持つようであれば、楽曲の演奏に挑戦するのもいいでしょう。
ハーモニカ
「トッキュウジャー」のトッキュウ6号に憧れて、二太郎が3歳の時にサンタさんにリクエストしたのが、ハーモニカでした。
すぐにコツを覚え、息を吸ったり吐いたり、ハーモニカを動かしたりして、自分なりに演奏を楽しんでいます。
こちらは、二太郎の愛用品「YAMAHA(ヤマハ) ハーモニカ シングル YH-15SN 」です。
ウクレレ
弦楽器に挑戦してみるのもいいかもしれません。オススメはウクレレ。バイオリンより簡単かつ安価で、ギターよりコンパクトなので、子どもが弾きやすいです。
こちらは、「【Famous】 ソプラノウクレレ FS-1G」。Amazonで約17,000円でした。わたしの弾き語り用に購入したので、子ども用の楽器としては高価です。探せば、もっと安価なものはいくらでもあるので、ぜひお気に入りの一本を見つけてください。
一姫と二太郎はコードを覚え、「きらきら星」などの簡単な曲なら弾けるようになりました。
番外編
ここまで楽器、楽器と言ってきましたが、ほしい楽器をすべてそろえようとするとお金がかかります。
そこで、家にある身近なものをたたいて楽器遊びをすることもあります。
一姫二太郎三之助に人気なのが、ラップの芯。
これをばち代わりにして、家じゅうのあらゆるものをたたいています。
たたくものによって音が変わるので、面白いみたいです。一姫と二太郎によれば、たたきがいがあるのは、「金属」とのこと。澄んだ高音の響きがいいそうです。