東京圏において、圧倒的な難関中学校の合格実績を誇るSAPIX(サピックス)。
サピックスに入るには、入室テストに合格しなければなりません。
多くのお子さんは新4年生(3年生)の2月までに入室しますが、
中には「4年生になってから中学受験を決めた」「難関校に合格するために転塾したい」などの理由で、
4年生になってから入室を検討するケースもあるでしょう。
このページでは、4年生(新5年生)向けに、サピックスの入室テストの概要、対策、合格点などを紹介します。
入室テストの概略
日程・会場
ほぼ月1で実施されています。日程はサピックスのHPでご確認ください→こちら
会場は各校舎です。校舎によっては募集していない場合があります。
費用
税込3,300円です。事前に振込む必要があります。
科目・試験時間
6月まで 算数・国語(各40分・各150点満点)
7月以降 算数・国語(各40分・各150点満点)理科・社会(各25分・各100点満点)
11月以降(新5年生) 算数・国語(各50分・各150点満点)理科・社会(各30分・各100点満点)
4年生の6月までは国語と算数の2科目、7月以降は理科と社会が加わって4科目になります。
11月以降になると、試験時間が長くなります。
なお、7月、1月、3月は内部生と同じテストを受けます。それ以外は入室テストのオリジナル問題です。
サピックスの入室テストは、4年生の6月までに受けるのがおすすめです!!
試験範囲
サピックスの入室テストは、試験範囲が公表されていません。
では、試験範囲がわからないのかというと、そんなことはありません!!
HPのカリキュラムをチェックすれば、見当をつけることができます。
例えば、首都圏で5月の入室テストを受ける場合の算数の試験範囲を調べてみます。
HPのホーム→カリキュラム→4年生のカリキュラム→算数→首都圏のカリキュラムをクリックしてください。
2月から1月までの4年生の算数のカリキュラムが出てきましたね。
今回は5月テストの試験範囲を知りたいので、4~7月の半分「4B-12 倍数」くらいまでが試験範囲だと考えられます。
他の3科目も同じように調べることができます。
入室テスト対策
サピックスの入室テストは、学校のテストとはまったく別のものです。
合格するには対策が必須。
特に算数の対策を重点的に行うことが大切です!
算数のテストはパターンが決まっているので、要点を押さえて学習すれば、確実に得点に結びつきます。
教科ごとの対策については別のページに詳しく書きましたので、チェックしてみてください。(準備中)
算数→こちら
国語→こちら
理科・社会→こちら
合格に必要な点数
何点取ればいい?
サピックスの入室テストには、入室基準点があります。
つまり、入室基準点以上の点数を取ることができれば合格です。
入室基準点はテストによって異なり、4科目の場合155点~190点くらいです。かなり幅があります。
いずれにしても200点を上回れば合格は間違いないでしょう。
500点満点の200点ですから、4割取ればいいのです。
しっかり対策をして臨めば、十分取れる点数です。
上位クラスに入るには
αクラスとよばれる上位クラスに入るには、320点くらいが必要です。
4年生以上の入室テストでいきなりそんな高得点を出す強者は、ほとんどいません。
最初は中位、下位クラスでも、6年生には上位クラスに上がるお子さんは何人もいます(当然、その逆もいますが)。
クラスの入替もほぼ毎月あります。
入室テストでαクラスに入れなくてもがっかりする必要はありません。
入室してから成績を上げていきましょう!
入室テストに落ちたら
サピックスの入室テストに落ちるのは珍しいことではありません。
万一落ちてしまっても、あまり落ち込まないようにしましょう。
もしお子さんが落ち込んでいたら、保護者の方はフォローしてあげてください!
1回テストを受ければ出題傾向をつかめるので、対策しやすくなります。
もう1か月しっかり勉強して、テストに臨みましょう。
2回、3回落ちるようならば、他の塾を検討してもいいかもしれません。
サピックス以外にも塾はたくさんあります。
入塾が遅くなると勉強についていくのが大変です。早めに決断しましょう。