おさるのジョージの金属探知機を作ろう

「おさるのジョージ」シーズン5の「まいごのヨーボー」というお話の中で、金属探知機を作るくだりがあります。

それを観ていた二太郎が「ぼくも作りたい!」と言うので、作ってみることにしました。



作り方・使い方

作り方

用意するのものは3つ。AMラジオ、電卓、テープです。
radio

作り方はとても簡単。

ラジオと電卓をテープで貼り付けて固定する。たったこれだけで完成です。

使い方

使い方も簡単。

①ラジオの電源を入れ、一番高い周波数に合わせる。ザーという音が聞こえるはず。
②電卓を下にして、いろいろな物に近づける。金属に近づくと、ラジオから聞こえてくる音に変化が現れる。

しくみ

ラジオと電卓をくっつけただけで、なぜ金属探知機になるのでしょうか?

一般的な金属探知機は、電磁誘導という現象を利用して、金属の有無を探知しています(電磁誘導については説明を省きます)。

おさるのジョージの金属探知機も、この電磁誘導を利用しています。

お話の中で「電卓は磁石の役目よ」とワイズマン博士が言うのですが、このセリフの通り、
磁石の代わりに電卓を金属に近けると電磁誘導が起こり、ノイズが発生するので、ラジオの音に変化が現れるのです。

子どもにしくみを聞かれたときは、

「電卓を金属に近づけるとノイズというものが出るから、ラジオの音が変わるんだよ」

などと説明すれば、なんとなくわかってもらえるのではないでしょうか。

実際に使ってみた

私たちも実際に金属探知機を作り、使ってみました。

まず、ユーロ5セント硬貨(銅メッキ鉄)に近づけると・・・ラジオの音に変化なし↓

次に、鉄くぎ20本に近づけると・・・これも変化なし↓

その後、リモコン、テレビ、パソコン、スマホに近づけるとラジオの音に変化が生じました。金属というより電気機器に反応したようで、期待していた結果にはなりませんでした。

私たちはうまく行きませんでしたが、みなさんはうまく行くかもしれません。おさるのジョージを観て興味がわいたのなら、ぜひ試してみてください。


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